筋トレしすぎるとハゲ(AGA(男性型脱毛症))が進行すると言うのは本当なんでしょうか。
筋トレすると抜け毛が増えてハゲが進行するとなると、薄毛が気になる方は健康のために筋トレしたり、体型維持のために筋トレしたりすることがちょっと怖くなってしまいますね。
よーく考えてみるとスポーツ選手やボディービルダーのすべての方がハゲているわけではありません。
ではなぜ、筋トレするとハゲる、ハゲが進行すると噂が広がっているのでしょうか。
噂の原因はやはり男性ホルモンとAGAの関係にあると考えられます。
筋トレすると男性ホルモンが増え、その影響でハゲになると勘違いして噂が広まったのではないかと考えられます。
日本人男性のハゲの原因9割がAGA(男性型脱毛症)と言われています。
AGAは男性ホルモンの影響で発症することがわかっていますが、男性ホルモンが増えたからと言ってAGAが発症したり、進行するものではありません。
薄毛やハゲになる原因をしっかりと理解して健康維持のために筋トレやスポーツ、身体を動かすことに励んでいきましょう。
男性ホルモンが増えるとハゲるAGAが発症する、進行するは×
男性ホルモンはいくつものホルモンから形成されています。なかでもテストステロンが大半を島ています。
男らしさやガッチリとした体格を作るのに重要なのがこのテストステロン。
筋トレするとテストステロンが増加するのが分泌されるのがわかっています。
筋トレしている人としていない人を比べると明らかにテストステロンの量が違うことが明らかになっています。
筋トレして筋肉がムキムキな人は何もスポーツもしない痩せ型の男性よりも男性ホルモンが多いことになります。
しかし、世の中を見渡してみると、筋肉ムキムキでも髪はフサフサ、明らかに筋肉のなさそうなヤセ型のハゲや薄毛の方はたくさんいます。
要するに男性ホルモンが豊富にあってもハゲないと言うことになります。
AGA(男性型脱毛症)を発症させる原因は、男性ホルモンではなく5aリダクターゼという酵素との結びつき
男性ホルモン(テストステロン)が多いだけではAGAは発症しません。
テストステロンをより強力にしようとする酵素、5aリダクターゼと結びつくことによってジヒドロテストステロンという男性ホルモンが生成されます。
ジヒドロテストステロンは毛乳頭細胞に存在する男性ホルモン受容体(レセプター)と結びつき、髪の毛の正常なサイクルを狂わせAGAを発症させるのです。
男性ホルモン(テストステロン)が多くても5aリダクターゼとの結びつきがなければハゲないと言うことになります。
AGA治療薬として有名なプロペシア(有効成分フィナステリド)には5aリダクターゼの生成を抑制する効果があり、AGAの進行を抑制する効果があります。
しっかりタンパク質を取らずに過度の筋トレすると髪の毛の成長に悪影響
ボディービルダーは高タンパク質のプロテインを愛用しています。
筋トレは筋肉に負荷を与え、筋肉繊維を故意に痛めてそれを修復して筋力アップさせます。
その時に必要なのがタンパク質です。
髪の毛の成長にもタンパク質は欠かせません。しかし、過度の筋トレすると補給したタンパク質はまず、傷ついた筋肉繊維を回復させるために使われます。
残ったタンパク質で髪の毛を成長させますが、タンパク質の補給量が不足の場合は髪の毛の構成ができなくなってしまうのです。
こうなってしまうと、ハゲや薄毛になってしまう可能性があります。
筋トレしなくても食生活や生活習慣が乱れていると、薄毛やハゲになりやすくなるとも考えられますので。
予防のためにも食生活が乱れているなと感じているなら、バランス良く栄養補給するように心がけましょう。
筋トレなどの有酸素運動すると老化の原因になる活性酸素が発生。ハゲへの影響は
筋トレなどの有酸素運動は身体に沢山の酸素をとりこみ、その酸素を使い、身体の代謝を促進します。
その時に発生するのが、老化の原因と言われる「活性酸素」。
この活性酸素が原因で薄毛やハゲを進行してしまうと考えられていますが、実際には活性酸素が原因でAGAが発症したという報告などはありません。
活性酸素は、タンパク質やビタミンCなどの抗酸化物質で抑制されることはわかっています。
やはり、筋トレする場合は食生活を見直し、高タンパクな食事に心がけるで薄毛やハゲの原因を軽減できるのではないでしょうか。
まとめ
筋トレは自宅だ簡単にできる、健康維持や体型維持のため生活習慣に取り入れるのとてもいいことだと思います。
薄毛やハゲだけにこだわって悩んでいてもしかたありません。
筋トレして体型もかっこよくなれば前向きになれるのではないでしょうか。
筋トレしたくな、でもハゲはどうしても直したいと考えるなら、薄毛専門のクリニックで診察を受けることをおすすめします。
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