単一植毛(ニードル法)の特徴とメリット、デメリット

単一植毛(ニードル法)

単一植毛(ニードル法)はChoi式とも呼ばれる自毛植毛の一種です。
欧米人のようなブロンドの細い髪には適しておらず。
太い黒髪の東洋人に適した手術法なので、現在この手術法を採用しているのは日本と韓国だけのようです。

単一植毛(ニードル法)のドナー(毛髪)の採取方法はFUT法と同じで、後頭部から上下約1cmの幅で20~30cmの長さで、皮膚を3~4cmの深さで一気に切り取ります。

採取したドナーをグラフトに株分けするまではFUT法と同様の方法です。

単一植毛(ニードル法)は株分けされたグラフトをニードル針で移植部に穴あけと同時に移植してします。

細いニードル針で移植するため、仕上がりは自然で高密度に移植できるのが特徴です。

しかし、現在、国内では単一植毛(ニードル法)を採用するクリニックは減少しています。
理由は、注射器を使い1本1本植毛するため、手術時間が長く、広範囲の植毛には適しておらず、また細いニードル針にグラフトを装着するため毛包を傷つけてしまい、生着率が低くなるのが敬遠される原因と思われます。

単一植毛(ニードル法)のメリット

  • 注射器を使うため移植部に傷がほとんど残らない
  • 高密度に移植できるため仕上がりが自然

単一植毛(ニードル法)のデメリット

  • 生着率が50~60%と低い
  • 後頭部に線状の傷跡が残る
  • 広範囲に植毛できない
  • 手術時間が長い

※専用のニードル針で高い生着率を達成しているクリニックもあります。
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