FUT法の切る自毛植毛に対して、FUE法は毛髪(ドナー)を採取するのにパンチと呼ばれる直径1mm程度の穴を開け採取します。
採取時も部分麻酔を使うため、無痛手術になります。麻酔が一番痛いと言われるほどに痛みを感じない手術になります。
また、縫合も必要ないため、術後の痛みもほとんどないのがFUE法の特徴です。
FUT法は後頭部または側頭部に線状に傷が残りますが、FUE法はくり抜いてドナーを採取するため、米粒状の傷跡が残ります。
しかし、体質にもよりますが丸坊主にしない限りほとんど分からない程度の傷跡です。
FUE法の植毛方法
通常のFUE法、FUT法の植毛(移植)方法はメスでスリット(切り込み)を入れ、ピンセットでグラフトを植え込んでいきます。
すべて手作業なため、経験をつんだ医師の方がより自然な仕上がりなる事が多いでしょう。
※グラフト(株)とは毛包単位の毛の呼び方です
FUE法のメリット
上記でも書きましたが、メスを使用しないため痛みもなく、術後の回復が早く、ほとんどの場合1週間もすれば赤みなどもなくなります。
パンチで必要な数だけドナーを採取できるため、小さな範囲に植毛できます。
FUE法のデメリット
FUE法は1mm程のパンチを使い、ドナーを採取するため、熟練度の低いクリニックなどではドナーの切断率が高くなり、生着率もFUT法比べかなり低くなってしまいます。
また、ドナーを一つ一つ採取するため、手術も長時間になり、1度の手術で植毛できる本数も少なくなります。
FUT法に比べ、FUE法はクラフト(株)単位の料金も倍近くするクリニックもあります。
※最近の傾向では、FUE法での自毛植毛も料金が抑えられる傾向にあります。
FUE法による自毛植毛が向いている方
- 切らない自毛植毛をしたい
- 生え際のみの自毛植毛をしたい
- 薄くなっている部分を濃くしたい
- ピンポイントだけを自毛植毛したい
FUEとFUTとどっちの自毛植毛にするか悩んでいるなら
少し前までは自毛植毛はFUTを採用するクリニックが主流でしたが、現在はFUEの自毛植毛のみ採用しているクリニックが多くなっています。
そのため各クリニックでは生き残りをかけるため、最新技術や設備を導入しています。
当然、医師やスタッフのレベルもアップしています。
FUE、FUTどちらの自毛植毛を受けても髪は戻ってきます。
自身にあった施術方法を選ぶためにも、カウンセリングがしっかりしたクリニックを選択する事が重要です。
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